福島千里!200でも金メダル/アジア大会
2010-11-26


アジア大会の活躍で過去に取材した福島千里選手のVTRをライブラリーから出して見直す機会ができた。これまでオンエアしていなかった2008年5月の映像が出てきた。この年4月の織田記念で11秒36の日本タイ記録を出した直後、まだ本人は日本のトップに立ったという自覚も自信もない時のものだ。このあと6月の日本選手権、7月の南部陸上でも優勝し、北京五輪の切符を手にし、56年振りの五輪女子100メートル出場を実現するとは・・・夢にも思っていなかった様子。「自分はパッとしない人間だ、記録も順位もパッとしない、でも自分からそんなこと言ってはいけないですよね」と話している(話すペースはゆっくり)。インタビュアーが普段はどんな人なんですか?と聞くと「普通です」と答える。画面には映っていないが、聞き手の目が点になっていたのだろう、「変な答えでしたか?」と探るような笑顔に変わる。当時はカメラマンも同行せず、ディレクターがハンディカムを持参して自分でカメラをまわしながら質問するというような取材だった。日本の陸上界の歴史を変えて行く大樹が地面からやっと芽を出したばかりの頃だった。(100m11秒33、200m23秒62)
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