1つ1つやるだけ
2011-03-17


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15日に帰国した日本スピードスケート界のホープ高木美帆選手に聞いた。11日の地震はドイツ・インツェルで行われていた世界距離別選手権の女子1500メートルの朝だった。■インツェルの町は穏やかで美しい。(こんな平穏な中でスケートをやっていても)「いいのかな」と思ってしまうほど。海外のスポーツ関係者は友人を襲った災いに心を砕き「ミホ、君のファミリーは大丈夫なのかい」と気遣いの言葉をかけてくれる。会場では日本の犠牲者に黙祷も捧げられた。■日本選手、スタッフの中には東北の出身者、関係者は多い。無事の連絡はほどなくつき、一安心はできたが、ドイツでも被災の様子は報道されていて、心は痛んだ。■2010年のバンクーバー五輪では多くの人の応援に力をもらった高木。東北地方のリンクで滑った思い出もある。ミーティングをやった訳ではないが、「日本」代表という気持ちは高まり、「スケートをやるしかない」と意思は強まった。それだけに世界の力に跳ね返された悔しさは大きい。■高校1年生では寄付など経済的な支援活動は何もできそうにないが「スケートでも、勉強でも、1つ1つ一生懸命やっていこうと思う」と前向きに生きることが、応援へのお返しと考えている。【世界距離別選手権3/10-13独Inzell】加藤条治が男子500mで2位。穂積雅子が女子5000mで4位。女子団体追い抜き(チームパシュート:石野、穂積、高木)で4位と健闘した。【追記3.24】帯広南商業高校の有志が26日、27日の両日、帯広市内の街頭に立ち募金を呼びかける。高木選手も参加する。
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