高い山を登れ
2011-09-02


世界の頂きは何と高くて険しいことか。世界選手権を直に観戦して感想は強まるばかり。頂点を目指す挑戦者にとっても、この先に踏み込むのは並大抵でないと感じているかもしれない。しかし、この険しさを知りえたのは限られた者だけなのだ。山登りに例えるなら山頂に近付いてきているからこそ感じるもの。ここまで登ってきた者、岩に指をかけ、手足を踏ん張り、アイスフォールや氷河の割れ目を勇気をもって越えて来た者だから知ることができたのではないか。■3年前の北京では、やっと登山口に立ったばかりだった。その山の雄大さに圧倒されて終わってしまった。あれから1歩1歩、進んできた、植物ももはや高木はなく、やがて低木も絶える。登山道さえなく石と岩。斜面もこう配を増す。頂きが近付けば近付くほど、酸素は薄く、ここまで力を尽くして登ってきて、さらに目の前に聳える道なき行く先の険しさに途方に暮れそうになるかもしれない・・・。■険しい山ほど挑みがいがあるという。麓から双眼鏡で眺めるているお気楽者だが強く念じることだけはできる。その険しい道のりに幸あれと。北海道から世界の頂きに挑む姿に応援を続けたい。敬意を持って・・・。
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