美帆スマイル
2012-03-05


全ての種目を滑り終え、TP(チームパシュート:団体追い抜き)の表彰台に登場した木美帆選手は本当に嬉しそうだった。観客に手を振り、カメラマンにひょうきんな表情をしてみせるなど喜びだけでなく、安堵の様子も現れていた。この大会は地元開催、期待に答えたいと強い気持ちを持って臨んでいたはずだ。ポスターやプログラムの表紙にも木美帆の写真が用いられていた。本人は口にはしないだろうが、プレッシャーというか普段とは違う雰囲気を感じていたはずだ。■初日の500m、総合に出場した選手の中では1位。1500mは5位で総合2位の好位置につけた。それは本人にしか分からないだろうが、持っているものを出し切ったとい感覚ではなかったようだ。今シーズン、重点的に取り組んでいる1500メートルで終盤、思ったように動かなくなったのも宿題を残した気分だったのだろう。それが2日目の1000メートルで今できるベストの滑りを出せた。K.エルバノバとの直接対決でアウトスタート、「同走に恵まれた」と満点はつけないが、平地での1分17秒69は素晴らしい。ジュニア世界記録保持者の意地と面目。3000メートルも最後まで力強い滑りで逆転で総合優勝に輝いた。■健闘した、ではなく、1位になったというのは本当に大きなことだと思う。これからも続く挑戦を応援したい!■日本チームは木美帆の個人3つ(金2つ、銅1つ)とチームパシュート(美帆、菜那、高山、樋)の銀、そして、男子500mの長谷川翼の銀の合わせて5つのメダルを獲得した。スピードスケート世界ジュニア選手権(帯広2日-4日)
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