42.195SC
2012-08-05


先月、士別を訪れた際、士別ハーフの前夜祭で帖佐寛章さんが、ロンドン五輪のマラソンコースについて苦言を呈していた。「今、国際陸連、国際ロードレース委員会に物申せる人がいない」「私が委員の頃ならこのようなコースは許さなかった」と。1つは周回コース。もう1つは迷路のようなコース設定についてだった。■世界選手権などの例はあるが、オリンピックでマラソンが周回で行なわれるのは初めて。「コンパクト五輪」だからなのかもしれないが、帖佐氏は「ポイントからポイントとを結ぶのがマラソン、周回コースならロードレースに名前を変えろ」と話していた。■近代オリンピックとともに誕生したマラソン競技。マラトンからアテネを走り自軍の勝利を伝えた兵士の物語に由来してる。確かに、ウインザーからバッキンガム、もしくはオリンピックパークなら納得だ。■迷路のようなコースもクロスカントリーや障害競争の要素さえ必要になってくる。ポジショニングやコーナリング、運不運にも左右される。■女子マラソンはコース沿道で見ていたので全体像は分からないが、ペースの乱高下や不規則な展開がレースに影響していたのではないだろうか。アフリカ勢のスピードを殺し、日本勢有利との説もあったが、ロード走、ペース走中心の日本選手にはむしろ不利。不整地、クロカンを得意としている選手向きだったのではなかろうか。とはいえ絶対的な走力が大前提だ。■障害なら、先頭を走り、飛越しやすく、レースに蓋をするのも戦いかた。■さて、男子マラソン、日本勢はどこまで健闘するのか・・・。
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