男子マラソン復活の兆し
2012-12-02


男子マラソンも捨てたものではない、復活を期待していいのではないか・・・。福岡国際マラソン後の関係者のコメントだ。■世界のトップグループについていく力はないと認めながらも、日本の持ち味を生かし、オリンピックや世界選手権での入賞、あわよくば銅メダルの可能性もある。世界に挑む兆しが感じられ、このあと新しい選手も台頭してくるはずだという。■ロンドンを終え、強いマラソン日本を取り返すことを目標に新体制で迎えた男子初戦。世界選手権で入賞しながらロンドンは補欠に止まった堀端が世界打倒に名乗りを上げた。藤原新(ミキハウス)が4位。中本のチームメート、無名の黒木文太(安川電機)が5位。川内優輝(埼玉県庁)が6位。優勝は日本の高校、実業団で成長したジョセフ・ギタウ(JFEスチール)だった。■堀端は2時間8分突破はならなかったが、日本人トップに甘んじることなく先頭を追った。しかも、ペースメーカー離脱後は自ら勝負を仕掛けていってのものだった。藤原は五輪後、一時、気力が減退したが1ヶ月半の準備期間でここまで仕上げてきた。痙攣によるアクシデントはあったが「やはり力がある」という印象だ。最後スタミナ切れを起こしたが黒木は可能性を感じさせた。川内について、宗猛さんは「ここまで注目され、騒がれ、試合の連続、(走れなくても不思議ではないが、)その割には走れている。調整、体のケアをして故障しないようにしてほしい」と実力を認めている。■このスタイルでは限界があるのかも、上昇していく意識がどこかで薄れてしまっているのかも、いろいろ経験してきたが無難なレベルでまとめているに過ぎない経験だったのかも・・・と弱気なコメントもでた川内だが、まだまだ取り入れていない強くなる方法はいくらでもあり、白旗を揚げる状況じゃない。

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