マラソン選考 その4
2015-03-26


「世界と戦えそうな選手」に絞って、代表3枠返上してはどうか・・・という点について。オリンピックならそうした厳しい選考の上で代表を絞り込んでいくこともあるかもしれない。しかし、今回は枠をフルにつかうべきとの判断が働いたに違いない。■見方によっては世界陸上もリオの選考会の1つにすぎない。北京を走る代表を1人にするとリオへのアドバンテージを与え過ぎてしまう。「入賞した日本選手最上位を五輪代表に内定する」のに、競わせる相手なしに不信任投票のようにはできまい。同時に、1人に日の丸を全部背負わせてしまうリスクは大きすぎる。■一方で競技団体全体で国際大会での好成績を残しておく必要がある。五輪のような総合スポーツ大会において、日本選手団全体の構成の中で陸上がどれだけ選手団を組めるか。予算、人数配分で納得を得らる結果も必要なはず。■さらに世界選手権のマラソン出場枠が各国3になったことで、理論的には入賞ラインが下がった。五輪を回避する選手はそれほどいないだろうが、世界選手権は回避する選手が多くなるとの予想もできる。出場した選手も勝機なしとみるや案外あっさり離脱してダメージを残さないようにすることだって考えられる。■日本にとっては出場するれば複数入賞のチャンスはありそうなのだ。
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