藤原新が参戦
2015-08-26


ロンドン五輪代表、2時間7分48秒の記録をもつ藤原新(ミキハウス)が北海道マラソンに出場するという。これは楽しみだ。情報が飛び込んできたのは大会、本番1週間前。一体、どういうことなのか。少しの不安と大きな期待が交錯する。■2012年のロンドン五輪では大きな期待を集めた。しかし、結果は不甲斐ないものだった(中盤まで入賞圏内、後方待機の中本が追いついてからしばらく並走。追い上げて入賞した中本とは対照的に3周目は大きくペースダウン)。失意の中でも「この世界、やったり、やられたり、(今回は期待を裏切る結果になってしまったが)次のチャンスにはなんとかしたい。これからも注目していただけたら嬉しい」と戦い続ける気持ちを見せていた。■もともと成績に波もあり、決して「優等生」的ではない、野球の打者に例えるならホームランもあるが三振も多い。安定感とは対極のランナー。アベレージヒッターではないが、それが魅力でもあった。ただ、ロンドン以降は苦労の連続だった。左足太もも裏の筋肉(ハムストリング)臀部付着部の炎症などケガに悩まされ続けていた。■2014年春、ライターの武田薫さんがナショナルチーム、そして暑さについて質問した。その時の答え。「ナショナルチームに入れなかったのは条件をクリアすることができなかったから。悔しい。ただポジティブな悔しさ。リオに向けて面白いストーリーが描けるのではないかと楽しみにしている」(これは逆転劇を意図していたのではないか)。そして暑さについては「データだけみると失敗しているが、暑さだけが原因ではない。しっかり勝負できる可能性はあると思っている」と話し、リオを見据えていた。世界選手権惨敗のマラソンニッポン!復活のカギとなる「夏」の北海道。「無職ランナー」「プロランナー」がリオへ向け動き出す。■2015北海道マラソン 8月30日(日)朝放送
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